パターン化のメリット
授業をパターン化することでどのようなメリットがあるだろうか?
まずは「授業準備が楽になる」ことが挙げられる。
これは若い教師にとっては、とても助かることだ。いや、若い教師だけでなく、経験年数の多い教師にとっても、とても助かることだ。
小学校の教師は算数だけをしているわけではない。日々、多くの教科を教えている。それだけでなく、学級経営や学級事務も行っている。教師はとにかく忙しい。そして、若い教師にとってはその忙しい渦の中でさまよってしまいがちである。
だからこそ、授業のパターン化である。少しでも、楽に授業を準備できる、若い教師にとっては死活問題である。
次に「見通しを持てる」ことが挙げられる。
もちろん、全ての教材が同じパターンで授業を進められるわけではない。ですが、毎時間ごとにころころと変わるよりも、ある程度同じパターンがあることで容易に見通しを持てるようにはなる。
子ども自身が「見通しを持てる」ことで、より主体的に学習に参加することができるようになる。また、「見通しを持てる」ことで、より安心感を持ち、学習に参加することもできる。