小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

チーム教師㉒「コミュニケーションの副産物」

 前回の「チーム教師」の記事でも述べたが、教師がチームになることができたら、当然コミュニケーションが増えることになる。そのことが、教育効果を高めることになる、とも述べた。このことは、教師から子どもたちへの影響である。今回は、教師から教師への影響の話。

 コミュニケーションが増えることによって、関係が密になっていく。そうなると、さらに気軽にコミュニケーションを図ることができるようになる。そうしている内に、自分たちだけのノリが生まれる。この話題なら〇〇先生、ここは〇〇先生をいじっておこう、オチは〇〇先生に任せよう等となっていく。大げさな言い方になるかもしれないが、阿吽の呼吸ができるということだ。こうなってくると、何をしても面白くなる。職員室が活性化され、魅力的な職場になる。
  もちろん、このノリに参加したくないという先生をも無理矢理巻き込んではいけない。ちなみに、僕も得意ではない(笑)。だから、遠巻きに眺めておくというのが一番ありがたい。 また、このノリに参加できないからと言って、決して排他的な態度をとらないということも必要である。繰り返しになってしまうが、とても大切なことである。
 でも、「チーム教師」の初めに記事にした「無駄な時間?」にも書いたように、こんな一見無駄とも思えるようなことこそ必要なのではないか、と感じている。無駄なことを「無駄だ!」と切り捨てるのではなく、それをそれぞれなりに楽しむことができるとよい。そんな余裕を持っておきたい。
 そして、そんな余裕は勝手に生まれるものではない。無駄なことをするからこそ、余裕が生まれるのではないか。僕はそう思えて仕方がない。