小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

11月29日「情熱大陸」を視聴して

 教育YouTuberはいるだろう、とは想像できていたが、こんなにも盛り上がっている? とは知らなかった。登録者が100万人以上いるというのは、トップYouTuberと言っても過言ではないだろう。
 教育YouTuberの葉一は自身で語っていたが、「勉強が苦手な子」に向けて動画を配信しているようだ。だから、勉強が苦手な子にとってわかりやすくなるように工夫しながら授業を創られている。
 また、YouTubeで授業動画を配信するきっかけも語っていた。塾講師をしている中で、「家庭環境(所得)により教育環境が変わってしまう」という問題に直面したからだそうだ。
 この二つのことから思ったことは、熱い思いがある方なのだな、ということ。学校とYouTubeという場は違うが、思いが重なるところである。
 番組の終わりの方で、ナゾトキでおなじみの松丸亮吾と対話している場面があった。そこで、松丸亮吾が、「教師は教える人ではなく一緒に前へ進む人へと変わる」のようなことを話していた。これはまさにそうだな、と思った。というより、心ある教師はシフトチェンジを進めているところである。
 番組を通して思ったことは、子どもを変えることができるのは、授業そのものではなく、授業を行う教師の在り方だということ。もちろん、授業には教師の在り方が現れるので、両者は相互補完的な存在である。もう少し簡単に言うと、子どもを変えるのは人の心である、ということ。だから、手段はどのようなものであってもよい。子どもの心に何かを届けられるのであれば。
 自分は全然知らないところで、熱い思いを持って教育を行っていることを知った。学校現場にいる者として考えさせられることが多くあった。そして、感化されることがあった。
 この映像を観ていない方は、是非とも観てほしい。それぐらいの内容のものであった。