なぜだか、僕の中での「国語熱」なるものが高まっている。国語について学ばなければ、という思いがほとばしっている。
ということで、積ん読状態になっている「子どもと創る『国語の授業』」を引っ張り出してきた。そして、特集で気になるものをピックアップした。それを、次々と読んでいった。
今回はその中からいくつかを紹介することにする。
№44「思考力・表現力をのばすノート指導」
ノート指導となると、字を丁寧に書くこと、わかりやすくノートにまとめることがクローズアップされがちのように感じる。これらは必要ない、とは思わない。ただ、ここだけに留まっていてはいけない、と思う。なぜなら、ノートは子どもたちの思考力や表現力を向上させる場、力を発揮させる場としたいから。
教科書にも最近はノートの取り方の例が示されている。教師はこの例から授業の在り方を読み解かないといけないのではないだろうか。子どもたちのノートを変えたいなら、結局は教師自身の授業を変えないといけないということだろう。
№55「『いい授業』の条件」
「いい授業の条件は?」と聞かれると、きっといくつもの答えが返ってくるだろう。掲載されている論考もそうなっていた。もちろん、ここから共通することを拾い上げることはできる。でも、その前に考えないといけないことがあるのではないだろうか。
それは、自分自身が思う「『いい授業』の条件」である。まずは自分で考えたい。どのような条件が考えられるだろうか。それを持った上で掲載されている論考等も参考にし、実践を通して検証していけばよい。とりあえず、僕の思ういい授業の条件を考えよう。
№61「子どもの思考が働く『学習課題』」
授業で「めあて」を示すということは、教育界のトレンド? のように思う。全国学力学習調査でも「めあてが示されているか」のような質問項目もあるぐらい。各市町村の教育委員会の指導でもよく言われていることだろう。めあてが示されているかどうかというのは見えやすいので、指導する方も評価しやすいのだろう。
でも、めあてを示したからと言って子どもたちにとってのめあてとはなっていない、と感じることが多い。めあてを示すことはよいことだが、その質も考えていかないといけないだろう。
いかがだっただろうか。国語の学びのお供に是非とも近くに置いてみてください。