新年度も約1か月が過ぎた。この1か月は目まぐるしい日々であった。
しかし、少しずつは新しい学級や子どもたちのことの理解が進んでいるように感じている。そして、ある程度アセスメントができてきているように感じている。
ということで、そのアセスメントを基にしつつ、個別の指導計画の作成に取りかかっている。もっとじっくりとアセスメントをしてから作成するのでもいいだろうが、それだと無計画な指導を続けてしまいそうなので、ある程度見切りをつけて作成に取りかかっている(まあ、無計画と言うほど何も考えていないわけではないのだが)。
通常学級担任でも個別の指導計画を作成することは珍しくなくなってきている。御多分に漏れず、僕も個別の指導計画を作成したことはある。だから、別に初めてことではないので戸惑いはない。ということで、自分なりに丁寧に作成を進めている。
作成していると、やっぱり個別の指導計画を作成する意味を自覚する。徹底的にその子へ興味を持ち、その子のことを頭に浮かべ、日々の言動を振り返る。このような作業を経て個別の指導計画の作成を進めている。
個への徹底的な興味がスタートなのだろう、と思う。もちろん、教師と子どもの間にも好き嫌いに近いような、合う合わないといったことはある。それはいったん横に置いておき、個への興味を持つようにする。これは好き嫌いといった話ではなく、どちらかと言うと技術的な話である。
その子に興味を持ち、その子を知ろうとする。この作業こそがやはり必要なのだろう。通常学級になると30人程度は子どもがいる。確かにその全員に興味を持ち続けるというのは難しい。しかし、そこに挑戦というか、それをしていかないといけないのではないだろうか。そうでもしないと個別の指導計画は作成できない。それなりに作成することはできるだろうが、本人不在の個別の指導計画になってしまうだろう。そうなってしまえば個別の指導計画の作成に大きな意味はなくなる。
過去記事で「全員に個別の指導計画を!」なんて言っているが、その気持ちは変わらないし、その気持ちは強くなった。