小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

声を聴く

学級開きがあり1か月が経つ。こちらも子どもたちも新しい環境に慣れてきた頃だろう。だから、お互いに良いところ、悪いところがわかってきたと思う。それを考えながら次のステップに進みたい。

さて、この時期は家庭訪問が行われるのではないだろうか。自分の勤務校も行った。そこでは、主に保護者の方に子どものこと等を話してもらえるようにしている。

その中で、子どもの、そして保護者の学校や教育との歴史が垣間見える。そして、どの保護者も話を聞いてほしい、声を聴いてほしい、という思いを持っていることに気づかされる。

教師の最大の使命は「声なき声を聴くこと」かもしれない。

だけど、その声は聴こえにくい。だから、心の中では常に「どうする? どうしたいのか?」と想像し、最善を尽くすしかない。そして、その声なき声を、自分本位の吹き替えにしてはいけない。情だけでは動いてはいけないし、神頼みで奇跡に頼ってもいけない。

とてつもなく大変だけど、その「声を聴く」姿勢を大切にする、ということだけは肝に銘じておかないといけない。