ここをきっかけに学びを進める

今さらながら、前田康裕著の「まんがで知る教師の学び」シリーズを読みました。

前から評判のよさは耳にしていたのだが、「と、言ってもまんがだしな」という思いを持ち、なかなか手に取ろうとしていなかった。だけど、「カリキュラム・マネジメント」を学びたい、と思い購入した。そして、せっかくならシリーズ全て購入。

読み始めると一気読み。やはり、まんがだから読みやすい。そして、前評判通り。良書である、と感じた。

まんがだからこそ、すらすらと読むことができた。また、次の展開が気になるような描きぶりでもあった。これは、きっと意図的だろう。子どもたちが好きな「かいけつゾロリ」シリーズも同じような描きぶりだ、と思い出す。

さて、教師の学び方や次期学習指導要領のキーワード等についてわかりやすく説明されているこのシリーズ。もちろん、わかりやすく説明されているのだけど、やや物足りない。やはり、まんがだからこそ、カットした箇所もあるだろう。

だから、前田先生の考えをもっと言葉で見たい、という気持ちになった。まんがシリーズの解説書的な本を出版するのも面白いのではないか、と思った。

そして、このシリーズを読んで学びが終わり、というわけではない。このシリーズをきっかけにし、さらに学びを進めていくことが肝要であろう。きっと、それを前田先生も望んでいるだろう。

まんがで知る教師の学び これからの学校教育を担うために

まんがで知る教師の学び2――アクティブ・ラーニングとは何か

まんがで知る教師の学び3━━学校と社会の幸福論