小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

第73回『算数授業研究』公開講座

 先日、第73回『算数授業研究』公開講座に参加した。

 『算数授業研究』とは、筑波大学附属小学校算数部が出版している雑誌である。教育系の雑誌を何冊か定期購読しているが、『算数授業研究』はけっこう前から定期購読していた。

 講座のメインは田中英海先生の「単位量あたりの大きさ(速さ)」の授業公開。授業公開ではあるが、事前に行われた授業映像を見ながら協議をするというものである。協議会のパネラーとして、夏坂哲志先生と盛山隆雄先生が参加されていた。

 田中先生の授業では、改札の切符切りの速さを提示することで速さの概念をつくりあげていくという提案であったように思う。

 昔の切符切りや現代のICチップでの通過の動画を通して、子どもたちは自然と速さについて考えていた。

 日常生活から算数問題を見出していくというのは学習指導要領改訂から言われていることではある。しかし、なかなかイメージがわかず教科書問題を使うことが当たり前のようになっている。日常生活から題材を持ってくるという面白さを感じることが出来る授業であった。

 もちろん、何でも持ってきたらいいわけではない。そこに授業者としての意図が必要である。そして、意図がきちんと意図通りに働いていたのかは客観的な視線も交えながらチェックする必要がある。

 そんなことを協議会での夏坂先生と盛山先生の言葉から考えた。お二方の鋭い意見というか視線から、授業を考える深さについて自戒をこめつつ考えた。

 算数授業についていつもより真剣に考える時間となった。とても刺激を受けた講座であった。『算数授業研究』を定期購読していてよかったなと思う時間にもなった。

 算数授業について考えたい方にとっては必読の雑誌である。是非とも定期購読をおすすめしたい。