小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ポスト・コロナの学校現場③「時間があまったら何をする?」

 学校現場に子どもたちの姿が戻ってきた。まだまだ日常通りとはいかないが、ずいぶんと学校現場は活気づいてきている。それと同時に忙しくなってきてもいる。

 その一つの要因は、授業のことである。新型コロナウイルスの影響で、長い間臨時休校であった。そのため、学習進度が大幅に遅れている。それをどのようにしていくか、ということについてかなり考えている。

 ということで、普段よりも速いペースで学習が進められている。これは仕方のないところである、と思っている。でも、学習を終わらせるためだけに、速いペースにしているのは果たしてどうなのか、とも思っている。

 ある授業に入っていて、以下のような場面に遭遇した。

 本時の学習を一通り終えた。その時、少しではあるが時間があまっていた。

 こういうこともありますね。では、このあまった時間をどのように使いますか?

 ①さらに学習を進める。②自由な時間にする。③ミニゲーム等の活動をする。

 ぱっと思いついたものを書き出してみた。他にもあるかもしれない。

 ここで、もう一度おたずねしましょう。あまった時間をどのように使いますか? 使っていますか?

 これが正解というものはないのだが、安易に①を選択したくないな、と思う。確かに学習進度は遅れている。だけど、せっかく登校できるようになり、学校という場に集まることができるようになったのだ。そのことをできる範囲で、みんなで楽しみとして共有したい。僕はそう思っている。

 むしろ、そのようにできるように時間をあまらせるようにしたい。そこが教師としての腕の見せ所なのではないだろうか。そこは工夫次第なのではないだろうか。

 しつこいようだが、学習進度は遅れている。そこは考えないといけない。でも、やっぱり学校に集まれるようになったからこそ、集まることができるようになり良かったな、という思いを共有したい。

 

【過去記事】

kyousituchallenge.hatenablog.jp

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