今週のお題「ほろ苦い思い出」
この仕事をしてある程度の年数が経っている。日々の激流に何とか食らいついている。
そこで、たくさんの失敗というかしくじりは経験している。その中から一つを取り上げてみる。
ある年に保護者からお叱りの言葉を受けた。その日に自宅でしたためた文章である。
ある一件があり、お叱り? を受ける。
内容は一理あるなとは思うけど、自分には理解しがたいことが多い(まあ当然か)。自分のために言ってくれているのだと思うけど。いや、その人なりの目的があるのだろうな。
これで、自分が子どもたちと1年積み上げてきたものが否定されるわけでもないし、崩れるわけではないのだけど・・・。やっぱり、心や頭の片隅では、そういう思いがよぎる。これはなかなか消えないよな。僕は意外と根に持つというか、塞ぎ込むから。
悔しいな。そう言われてしまう自分の振る舞い方、それよりも何も言い返せない自分に。
悔しいな。自分のやっていることが無下にされているような気がして。
思い上がりなのかな?
子どもたちもこういう思いを持っているのかな。叱られた時に。だから、いい経験になったよ、なんて思えないよ(笑)。
とにかく悔しい。
保護者からお叱りを受けたことを自分なりに何とか消化しようとしている様子を見て取れるのではないだろうか?
こんなこと記録しておいて何になるのだろうか、とその当時は思っていた。しかし、現在の僕はこの時のことを懐かしくというか心穏やかに思い出すことができている。そして、こんなふうに記事にできたし(笑)。
ほろ苦い思い出は誰しもがあるだろう。本当に辛いなら向き合わなくていいとは思う。生きるために逃げるのはありだ。それでも向き合ってみてもいいかなと思えることは、記録に残す等して向き合ってみるのも悪くないだろう。
その時は辛いだろうが、何年後かには思い出になるかもしれない。足下のぬかるみだけでなく少し遠くの景色を目に入れてみてはどうでしょうか?