相手がワルツを踊れば私もワルツを踊り、ジルバを踊れば私もジルバを踊る。
(byニック・ボックウィンクル)
前回のプロレス教育論で「子どもたちの前に立つ教師として、子どもを嫌いになってしまうのはよくない。子どもたちを好きになり、愛さないといけません。」と述べた。
しかし、中にはどうしても好きになれない子も(保護者も、同僚も)います。だって人間だもの(笑)。だが、それを「善きこと」と片付けてしまえることでもない。
やはり、その子も「面白い」と捉え(笑)、その子も含めながら学級経営を展開していかないといけない。その時に求められるものは指導力よりも、教師としての「在り方」である。最後の1人とどう対峙するのか、そのようなことを周りの子どもたちも見ているものである。また、面白い子は「この先生は自分のことをどこまで考えてくれているのか?」ということを試しています。その子と押したり、引いたりしながら対峙していくのです。
だから、子どもがワルツを踊ればワルツを踊り、ジルバを踊ればジルバを踊るのである。そして、時にはヒップホップを踊り、フォークダンスを踊ることもあるのです(笑)。
ここで問われているのは、教師としての「在り方」なのである。