小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ヒリヒリ感

 この時期は何かとせわしない。新しい学級でのシステム構築、授業参観・家庭訪問、大量の配布物の回収等、とにかく忙しい。にもかかわらず、初めということで子どもや保護者との関わりに気を遣う。そこで、やはり前年度までの学級とのギャップを感じてしまう。だけど、指導していかないといけない所を避けて通るわけにはいかない。そんなこんなで、この時期はいつにも増してヒリヒリとする感じを覚える。

 しかし、担任が抱くこのヒリヒリ感は、担任をしていない者や担任を長く離れている管理職には伝わりにくい。いや、決してそういう思いが理解できないわけではないのだけど、両者の間には大きな隔たりができる。

 僕も初めて担任外になり、このヒリヒリ感が今年はないことに気づいた。また、周りの教師たちが焦燥感を抱きながら日々を過ごしているようにも見えている。自分もこんな様子だったんだよな、と思い返しながら。

 だから、このヒリヒリ感はなかなか他の教師には伝わらないし、このヒリヒリ感を無理になくそうとしなくてもよいな、と考えた。

 まあ、このヒリヒリ感を抱かない今を喜んでおこうっと(笑)。