4年生「何倍でしょうか」の授業。
問題文を板書する。「テレビとうの高さは90mで、これは百貨店の高さの3倍です。百貨店の高さは、学校の高さの2倍です。学校の高さは何mですか?」
これだけ書くと長いし、よくわからなくなってくる(笑)。案の定、子どもたちは混乱した(笑)。
ここから関係図をかき、問題を解いていくこととなる。しかし、関係図は子どもが自力でかき切るのは難しい。
そこで、二つの関係図を提示した。一つは、正しい関係図。もう一つは、問題の通りになっておらず間違っている関係図。そして、子どもたちに「どちらの関係図がいいでしょうか?」と問うた。
そうすると、子どもたちは「どちらがいいのか?」と考え始める。すかさず、「どちらがいいか決まったら立つ」と指示し、決定を迫る。子どもたちは何となくでも自分の考えを決定する。
その後、「どちらの関係図がいいのか?」ということを課題とし、学習を進めた。
選択肢を与えることで、子どもたちは主体的に学習に参加できる。いや、参加せざるを得なくなる。でも、学習の初めから、何人かの子どもたちを置いてけぼりにするよりは随分とましだ、と思う。