録画していたが、なかなか観ることができていなかった。 自分の周りでは話題に一切なっていないが(笑)、 やっぱり内容が気になるのでチェックした。
現役教師の声を拾ってくれているので、 教師が悩んでいるということの多くを知ることができる内容だ、 と感じた。とにかく、教師は悩んでいるんです! これだけは知っておいてほしい!
教師が悩んでいることは、もちろん全体ではなく一部である。 それは勘違いしないでほしい。どの教師、 どの学校も悩んでいるというわけではない。それに、 教師なりに悩んでいることを少しでも解消できるように対処してい るつもりでもある。
スタジオの芸能人たちも、 教師が悩んでいることに対しての考えを述べていく。 それぞれの考えを述べていくので、 過度な一般化とも言えそうなものもあった。だけど、 全体的には教師に対して好意的な意見が多かった。 Jリーグのチェアマンで有名な川淵三郎さんは東京都の教育委員も 務めていた経験があるので、 より教師の悩みに寄り添って意見を述べてくれていた。 これは意外でもあり、嬉しくも感じた。 なかなか追い風を感じられない昨今、 影響力のある人が応援メッセージを送ってくださると助かります。
最後のまとめのような感じで、 松岡修造さんがポジティブ語録を送ってくれる。 一人だけで考えているわけではないと思うけど、 よくまとめられていた。 聞いている人はポジティブな気持ちになれただろう。さすがだな、 と思った。
でも、ポジティブに終わらせるだけではよくない。 ポジティブにやれば何でもできる( とは誰も思っていないと思うけど)、 となってしまっていては何の解決にもならない。 教師がまず生き生きと笑顔で子どもたちに接する、 ということは確かに大切だろう。だけど、 その裏で教師が悩んでいるのだ。もう隠しきれていないのだけど。 まあ、番組の構成上、 暗いままでは終われないからしょうがないかな。
とにもかくにも、教師が悩んでいるということを、 より多くの人に知ってもらうにはよかった。 僕は現場にいる教師として悩んでいることを伝えるだけでなく、 どう実践していくかということを考えていきたい。 こう思わせてくれる番組であった。