小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

学校とオンライン

今週のお題「オンライン」

 

 新型コロナウイルスが猛威を奮っている。連日、外出の自粛要請がだされている。だけど、仕事はある。でも、仕事をすると人が集まってしまうことになる。だから、テレワークを導入している会社も増えていることだろう。結果的に、働き方の幅が広がっていることにつながっている。

 しかし、僕が働いている学校はそうはなっていない。やろうとしていないという方が正しいようにも思う。まあ、いきなりテレワークです、となったらどんなことができるか想像できないのだけど。
 そして、新年度になり学校再開となる。臨時休校の延長を表明されている自治体もある。本当に大丈夫なのか、という不安はある。
 そこで提案されるのがオンライン授業である。オンラインで授業を行うことができるなら、学校に集まる必要はなくなる。現在の状況では、このオンライン授業ということを義務教育段階でも真剣に考えていかないといけないように感じている。もちろん、オンライン授業を実施・視聴できるような環境が全ての家庭で整っているわけではないだろう。その環境整備についても考えないといけない。
 では、新型コロナウイルスが沈静化した後は、オンライン授業は必要なくなるだろうか。高度情報化社会の昨今、オンライン授業を導入するということを考えないわけにはいけないだろう。だけど、それが主流になるということはないのではないだろうか。とりわけ、義務教育段階では。

 オンライン授業の弱い所は、それを大勢で受けることができないということ。オンラインで交流するという術はある。だけど、同じ教室でいる時のような空気を感じることはできない。そうなると、オンライン授業に参加する度合いは、一人ひとりの意識に任されることとなる。つまり、一人ひとりの意欲に差が大きくなりやすいということ。

 これはオンライン授業でなくとも課題ではある。そう考えると、学校で授業をしている者として、子どもたちの意欲というものにもっと目を向けないといけないのではないだろうか。そこに目を向けないとするならば、もしかするとオンラインに全てが飲み込まれてしまうかもしれない。