今、プロレス界で一番勢いのあるレスラーと言っても過言ではない内藤哲也の本。
内容は、『週刊プロレス』で連載されている記事の総集編。中にはこの本だけしか読めないものも収録されている。
その部分が一番興味深かったかな。特に第一章。あと、L・I・Jのメンバーについて語っているものも面白かったな。読んでみると内藤哲也がいろいろと考えながらプロレスをしていることが伺える。こういう部分はなかなか見えない部分なので、プロレスファンにとっては嬉しい。
記事のタイトルにしている「デスティーノ」というのは、最近の内藤哲也のフィニッシュホールドである。スペイン語で意味は「運命」。この技は僕自身も気に入っている。いい技だな、と感じている。
さて、わざわざ記事のタイトルに「運命」なんて仰々しいものにした。その理由はある。
はてなブログではたまに過去の記事を振り返ってみないか、と声をかけてくれる。僕のところにも定期的に声がかかる。いつも、こんなの書いたな、と思いながらスルーしていた。五月に入り、また声がかかった。その中で紹介されていたのが以下の記事。
kyousituchallenge.hatenablog.jp
ゴールデンウイークが終わったからと言って、焦って教育活動を進めなくてもいいのではないでしょうか、ということを内藤哲也の言葉を借りて提案した。この言葉は現在の状況にも当てはめられるのではないだろうか。
現在は新型コロナウイルスの影響で見通しが立たない日々が続いている。こんな状況が続けば焦りも出てくる。だけど、どうにもできない。耐えるしかない時なのだ。だから、トランキーロなのである。
こんなことを改めて考えるきっかけとなったのも、その時に内藤哲也の本を読んでいたのは、まさにデスティーノなのだろう。
と言うことで、内藤哲也ファンはもちろん、プロレスファンにとっては楽しめる一冊となっている。是非とも手に取ってみてください。