小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

「がんばります」の重さ

 先日、同僚の先生から「U-Tchallenge先生、○○しておいてくれない」との依頼があった。

 僕としては「そんなに難しいことでもないし、迅速に取りかかればすぐに終わるだろう」と思った。

 そして、「わかりました。明日には形にできるようにがんばります」と応えた。

 そうすると、先の同僚の先生から「いや、そんなにがんばらなくていいから、大丈夫だよ」と返ってきた。

 僕は驚いた。僕としてはそんなに強い思いで「がんばります」という言葉を使ったわけではないから。でも、同僚の先生にすると、「がんばります」は強い思いを感じられたのだろう。

 「がんばります」という言葉一つとっても、その言葉を使う者によって感じる重みが違うのだ、と改めて気づいた。もちろん、言葉を使う場面や文脈が違えば、重みもそれに伴って変わるだろう。

 こう考えると、自分や同僚の先生が使っている言葉もそうだが、子どもたちが使っている言葉だって重みがあることとなる。そこを意識しないとコミュニケーションがギクシャクすることになるかもしれない。

 「がんばります」というありふれた言葉からこんなことを考えた。