学校現場では、「GIGAスクール構想」による機器の整備が進んでいる。各地で研修が行われ、新年度には本格的に稼働させることが目指されているであろう。かなりスピーディーに計画は進んでいる。
しかし、不安がないわけではない。いや、本当に使いこなせるのだろうか、どうなるだろうかという思いは付きまとう。実際に触ってみるのが一番ではあるのだが、なかなかそれは難しい。
そうは言いつつも、少しでも理解しておこう、と思い二冊の本を手に取ってみた。
一冊目は、『できるGoogle for Education コンプリートガイド 導入・運用・実践編』。
かなり細かいことまで書かれている内容であった。本当に細かく、これを読めば一通りのアプリは使えるだろう、と思った。ただ細かく書かれているので、具体的な活用例は少なめであった。実際にアプリ等を触って使い方を理解しようとする者にとっては物足りない内容であるように思った。
二冊目は、『今すぐ使える!Google for Education』。
基本的な使い方や活用法について知ることができる内容であった。学校現場での活用例が豊富で、具体的な実践が思い描きやすくなっている。
この二冊あれば充分とはならないとは思うが、手元にあれば心強い二冊には間違いない。「GIGAスクール構想」について頭を悩ませている者にとっては読んで損なしである。
繰り返しになってしまうが、やっぱり触ってみるのが一番だとは思うのだけど。
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- 作者:株式会社ストリートスマート,できるシリーズ編集部
- 発売日: 2020/12/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)