小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

教師としてのエポック

今週のお題「人生変わった瞬間」

 

 人生が変わった瞬間と言われてもピンとくることはない。しかし、教師人生が変わった瞬間というか、大きな転機になったときはある。それについて記事にしてみようと思う。

 教師人生の大きな転機になったのは、どうしても上手くいかないというか、歯車が噛み合わないときのことである。学級崩壊のように周囲からは見えていたかもしれない。そんなときがあった。それは僕の指導力の低さやキャラに合っていないような指導をしていたこと等が原因であった、と現在は思っている。それについて詳しく話すのは今回のテーマではないように思うのでこの辺で。

 そんなときに、「この仕事を続けていけるかな」と思うことが何度もあった。それぐらいしんどい思いをしていた。まあ、そんなときを何とかかんとか乗り越えたというかやり過ごせたので今があるのだけども。
 

どうしても、足元は気になってしまう。だけど、そこに拘ってしまうと、身動きが取れなくなってしまう。そこで、少し遠くを眺めてみる。そうすることで、足元が気にしていたことを、少し忘れることができる。

 学級が荒れることはしんどいことだ。しかし、何年かするとそれもよい経験となることが多い。「あの時、学級が上手くいかなかった経験が、現在の学級経営につながっている」等と。

 僕はこの苦しい時期を経験したからか、今は特に苦しい、と思わずに過ごすことができている。もちろん、いろいろとはあるのだけど。それも、あと何年かするとよい経験であった、と思える時が来るようになる、と確信している。そう思えるのは、しんどい時期を経験したからだろう。
 これは決してしんどくても頑張って! というエールを送っているわけではない。しんどかったら少し遠くを眺めてやり過ごしましょう、という諦め? のすすめである。それに、どうしてもしんどいければ誰かに助けてもらってもいいし、小休止を取ってもいい。
 使い古された言葉ではあるが、やまない雨はないということだ。繰り返しになるが、雨をやり過ごしたり、雨宿りするのもいいはずだ。