1人1台端末を利活用するとさまざまなアプリを使用することができる。そのアプリを使って指導・支援することができるだろう、と思った。
どのOSでもあるであろう「タイマー」のアプリを使用した例。
特別支援学級では、クールダウンの時間や切り替えるための時間が通常学級よりも多いように思う。そして、それらの時間は一人ひとり違うタイミングで設定されることにもなる。通常学級では基本が一斉であるので、設定する時間は一つで済む場合がほとんどである。しかし、特別支援学級では一つでは済まないということである。
そうであるならば、一人ひとりのタイマーを持てるようにすればいいのだ、と素直に考えた。100均でキッチンタイマーのようなものを揃えるのも一つの手であるが、これからの生活を見据えるとキッチンタイマーのようなものを持ち歩くことはないだろう。それよりも1人1台端末にあるタイマーを使うことの方が現実的であろう。
子どもと対話しつつ、時間を設定しタイマーを使って時間を確認できるようにしている。子ども自身でできるように指導し、時間設定をできる場合は子ども自身に行ってもらうようにしている。
アプリにはタイムタイマーのようにより視覚に訴えるようなものもあるので、アプリをインストールして使うことも可能である。無料のものも多いので重宝する。
学習用に開発されたアプリを使用した例。
学習用に開発されているアプリはたくさんある。「遊んで学べるシリーズ」や「美文字判定」のようなものを試してみた。子どもたちにとっては目新しいものとなるので楽しそうに取り組んでいた。
しかし、どうしてもどこかで飽きがくるようにも思った。なので、学びのとっかかりとしては最適であるが、それを続けていくのはアプリ任せにするのは難しいように思った。
アプリはこれから膨大な数が開発されることになるだろう。そこから子どもに最適なものを選択していくことは悪いことではないだろう。だが、アプリありきというのはアプリに使われているようにも感じる。ここは考えがまだまとまっていないが慎重になっている。
とは言え1人1台端末を利活用することで指導・支援のバリエーションは増やせることは確かだろう。