小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ゆとりですがなにか インターナショナル

 楽しみにしていた映画「ゆとりですがなにか インターナショナル」を先日鑑賞してきました。

 ドラマ時代から見てきたので、初日は行けなかったですが割と早い目に鑑賞した。

 この後は少しネタバレが含むので、見たくない方はお気をつけください。

 

 

 

 

 

 ドラマ時代から見続けている人にとってはとても楽しめる内容だったと思う。つまり、僕にとっては楽しい二時間であった。

 ドラマを見ておらずに今回が初めてのゆとりですがなにかであったら、ちょっとわかりにくく楽しむまでに時間がかかってしまったかもしれない。

 副題に「インターナショナル」が入っているが、インターナショナルだけでなくパワハラや待機児童等々の最近の社会問題になっているキーワードが散りばめられた内容であった。

 松坂桃李演じる山路は小学校教員なので、学校の場面も少しはある。そこはツッコみたくなるところはあるが、このドラマはそこをツッコむところではない(笑)。

 基本的にはおちゃらけている内容であるが、所々で泣くまではいかないがぐっとくるという部分もある。ドラマ時代からその流れは変わっていない。

 岡田将生が演じる坂間正和が終盤で「いろいろひっくるめて日常だから恥ずかしくない」という言葉を話す。そうだよな、いろいろある日常だけどその日常がたくさん集まって自分が形づくられているのだから、と思った。

 だから、日常を大切にしましょうとか日常をありがたみを持って過ごしましょうということではない。もちろん、そういう心がけは大切なのかもしれない。それよりも、そんな日常を七転八倒しながらやり過ごしていきましょうということだと思う。

 すごく心揺さぶられるというようなことはないが、まあ明日からもそれなりに生きていきましょうかと思わされた。笑いながらほっこりした気持ちになれる一作であった。

 ラストでは「つづく」とあった。これはこれからも日常が続くということと次作への期待が込められていると解釈した。

 本当に次作も期待しておきますよ!