小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2021-01-01から1年間の記事一覧

世界観を構築せよ!

さる先生こと坂本良晶先生の新刊が発刊された。題して『これからの教育を面白くする! さる先生の学校ゲームチェンジ』である。 本書では、今までの「働き方改革」や時短より、もう一歩教育実践に踏み込んだ一冊となっている。坂本先生が教室で行っている実…

そわそわする季節

年度末である。もうすぐ新年度である。この時期の学校が、一番落ち着かないのではないか、と感じている。それは新しい年度が見えてきているから。 教師という職業は、仕事内容自体はあまり変わらないのだが、担当部署が毎年のように変わるというものである。…

二つの学び

僕は二つの学びを意識しながら、日々学ぶ姿勢をつくっている。そんな二つの学びのことを、僕は「右手の学び」「左手の学び」と呼んでいる。 「右手の学び」とは、自分の興味関心を抱いている学びのことである。「左手の学び」とは、自分があまり興味関心を抱…

歓声とブーイングは、ベクトルは違っても客が熱くなってるって意味では一緒だって気づきましたね。

歓声とブーイングは、ベクトルは違っても客が熱くなってるって意味では一緒だって気づきましたね。(by真壁刀義) スポーツでは歓声だけでなく、時にはブーイングが巻き起こることがある。「ブー」と唸るだけでなく、指笛を鳴らす、手の親指を立てて逆さまにす…

4月までに読みたい本【授業編】PART3

先週の記事に続いて、今回は授業編についての記事を書くことにします。第一弾・第二弾の記事も是非とも参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp ⑨田中博史『田中博史の楽しくて力がつく算数授業55の知恵』文溪堂…

コロナ禍の学校現場

コロナ禍の学校現場での様子、僕が考えたことや感じたことを書き留めておくように、「臨時休校の学校現場」「ポスト・コロナの学校現場」と題し、記事をいくつか書いてきた。それが約一年を経過したので、まとめを作り、連載を終えたい。 コロナ禍という状況…

ポスト・コロナの学校現場まとめ②

kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallen…

ポスト・コロナの学校現場まとめ①

kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallen…

祝日って変わるのですね

今週のお題「祝日なのに……」 昨年と今年は、東京オリンピック・パラリンピックが予定されているということで「海の日」「山の日」が移動している。そして、昨年から「体育の日」が「スポーツの日」と名前を変えている。 祝日が変わるというのは、あまり考え…

ポスト・コロナの学校現場㊶「学校(教室)に集まる意味」

前回は、子どもたちを学校(教室)に集める意味について書いてみた。どちらかと言うと、教師側からの目線で書いたものになった。今回は、視点を子どもたち側に移し、「子どもたちが学校(教室)に集まる意味」について書いてみる。 僕の考える子どもたちが学校(…

4月までに読みたい本【学級経営編】PART3

毎年恒例になってきつつあります「4月までに読みたい本」シリーズの第三弾です。第一弾・第二弾の記事も是非とも参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp ⑨堀裕嗣『学級経営10の原理・100の原則』学事出版 10…

さらば! ウォークマン

今週のお題「〇〇からの卒業」 今年に入って、ウォークマンから卒業した。正式に言うと、ポータブルプレーヤーとなるだろうか。 そこに音楽を入れて、通勤時等には聴くようにしていた。しかし、なかなか外出もできず、また時間もなく昔からの曲を繰り返し聴…

流れに乗ってみる

学校現場では、「GIGAスクール構想」による機器の整備が進んでいる。各地で研修が行われ、新年度には本格的に稼働させることが目指されているであろう。かなりスピーディーに計画は進んでいる。 しかし、不安がないわけではない。いや、本当に使いこなせるの…

ポスト・コロナの学校現場㊵「学校(教室)に集める意味」

新型コロナウイルスの影響により、三密を避けるということが徹底されている。 しかし、学校現場はこの三密が守られているとは決して言えない。いや、三密を避けるために努力していないわけではない。むしろ、かなり努力しているつもりではある。それでも三密…

つらい季節

今週のお題「花粉」 花粉の季節ですね。つらい人にとっては本当につらい季節です。ええ、僕もご多分に漏れずつらいです。 今は目ですかね、一番つらいのは。何だかショボショボします。朝起きた時は、ペキペキになっております。目薬をさしてはいるのですが…

ゆとり世代教育論「自尊感情を揺さぶる社会」

自尊感情を揺さぶる社会 「自尊感情」とは心理学用語Self Esteem の訳語として定着した概念である。一般的には、「自己肯定感」「自己存在感」「自己効力感」等の語などと、ほぼ同じ意味合いで用いられている。 そして、日本の若者の自尊感情は、ご存知の通…

自殺予防を実践する

このブログでも記事にしたのだが、自分なりに「自殺予防」について考えを進めている(よければ過去記事を参照してください)。kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp 考えているだけでなく、実践に移すということが次のステップの…

明日は雛祭り

今週のお題「雛祭り」 雛祭りという行事に縁のない人生を歩んできた。正直に言うと、雛祭りはひなあられを食べ、「今日も楽しい雛祭り」と歌うものとぐらいしか認識はない。 ということで、あまり知らない雛祭りについてWikipediaで調べてみる。 何でも平安…

ポスト・コロナの学校現場㊴「大切なものを確かにする」

新型コロナウイルスの影響により、例年通りとはいかないことが多くあった。学校や教室でもそのように感じることがいくつもあった。例えば、「机と机の間を空ける配置にしないといけない」「話し合いをなるべくしないようにする」等々。挙げればきりがない程…

僕はプロレスに関して言葉で説明できないものは何ひとつない。

僕はプロレスに関して言葉で説明できないものは何ひとつない。(by丸藤正道) これは、天才・丸藤正道の言葉である。先日、書評として記事にした丸藤正道の本の中に出てきた言葉である。 kyousituchallenge.hatenablog.jp この言葉は文章の一部である。せっか…

他者と場を共にする意義

小学校では新学習指導要領が全面実施となっている。そこでのキーワードの一つとして「アクティブラーニング」という言葉があった。それも「主体的・対話的で深い学び」という言葉に取って代わってしまったが。でも、「アクティブラーニング」の考えはつなが…

ポスト・コロナの学校現場㊳「動画配信でできないだろうか?」

学年末が近づいている。新型コロナウイルスの影響により、例年通りとはいかない一年が終わりを迎えようとしている。学校現場は大きな変化が見られた。しかし、大きな混乱はあまりなく学年末を迎えようとしている。これだけでも万々歳ではないだろうか、と思…

実は僕・・・

今週のお題「告白します」 実は、僕―― 巨人ファンなんです!! 引っ張って、もったいぶって言うことの程のものではないですよね(笑)。それは自覚しています。でも、お題が「告白」ということなので、告白っぽくしてみたつもりです。 割と小さい頃からの巨人…

この1年の三つの変化

お題「#この1年の変化 」 早いもので、新型コロナウイルスがある世界として一年間を暮らしたことになる。何だかあっという間だったな、と思い返しながら感じている。思い返したついでに、この1年の変化を考えてみる。そうすると、三つのことが思い浮かんだ…

過剰な社会性

不登校という課題は、日本の教育にとって大きなものである。僕も不登校の子どもや不登校傾向の子どもと対峙している者の一人である。そして、そこで大いに悩んでいる者の一人である。 僕は不登校の経験がない。「学校に行きたくないな」と思っても、それを実…

ポスト・コロナの学校現場㊲「心を開く」

緊急事態宣言が延長されることになった。全体的には感染者は減ってきている。しかし、まだまだ油断は禁物ということであろう。少し緩むと感染者数は増えていく。まあ、妥当な判断なのかな、と思う。残念ではあるが。 このような状況が続いていくと、どうして…

もらいたいけども

今週のお題「チョコレート」 今日はバレンタインです。気にない素振りはしていますが、やっぱりソワソワしてしまっている(笑)。まあ、でも今日は休日なので、ソワソワすることも例年よりは少ない。いくつになっても、バレンタインにチョコレートをもらうと嬉…

NOAHの象徴

僕にとってのプロレスリング・ノアの象徴は三沢光晴ではなく、小橋建太でもなく、秋山準でもなく、KENTAでもなく、丸藤正道である。そんな、丸藤正道のプロレスラー生活が詰まった一冊を紹介する。 僕にとって丸藤正道は好きなプロレスラーの一人である。あ…

ポスト・コロナの学校現場㊱「見えてないものにすがる」

緊急事態宣言が延長されることとなった。緊急事態宣言が発出されて少しは状況がよくなったようには思うが、まだまだ予断の許さない状況には変わりはないということなのだろう。 そんな中、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の失言が連日取り上…

ゆとり世代教育論「孤立する『個』」

孤立する「個」 以前に以下のように記述した。 ゆとり世代の僕たちを見て、大人たちは「そんな集団から飛び出し、一人で行動するのだ!」 「空気なんて読まずに生きろ!」等としたり顔で語る。 だけど、僕たちは大人たちが言うような、きちんとした集団にな…