小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

ネガティブリストから始めよう

魔法の杖 子どもや若者が関わっている事件が起きると、決まって「今の教育(教師)はどうなっているんだ」という教育バッシングが始まる。ここでは、「教育(教師)がおかしくなっているから、○○という問題が起きる」という問題の立て方・見方が成されている。こ…

のびしろしか無いわ

今週のお題「おとなになったら」 幼少の頃に抱いていた感覚を思い起こしてみると、「30代ってずいぶん年寄りだ」と、思っていた。まあ、そんな年寄りに、とっくの昔になってしまっているのだが(苦笑)。 また、「大人になるとしっかりしている」と、思ってい…

有田『純度100%! 有田哲平のプロレス哲学』

プロレス好きで有名な有田哲平が考えるプロレスのあれこれを、読むことができる内容となっている。 一つひとつの項目がプロレスならではのものばかりで、どのようなことが書かれているかとても興味深く読み進めた。 そこで気になった記述を紹介する。 プロレ…

授業を通して行う学級経営

「授業づくりの方が大事か、学級経営の方が大事か?」「授業づくりが先か、学級経営が先か?」等と言う不毛な議論があります。 冷静に考えると、どちらも大事であり、同時並行的に行っていくということがわかります。よって、まず「授業づくりと学級経営はセ…

もう少しこもる

今週のお題「何して遊ぶ?」 いよいよGWが始まりました。カレンダー通りの出勤になるので、まだGWが始まったという感覚はあまりないが。 最近のGWは、「ステイホーム」の合言葉通りに、家にこもっていた。まあ、それで不自由さを感じていたか、と言われると…

遅くなりましたが・・・

新年度が始まっています。もう少し早く書きたかったのですが、遅くなってしまいました。 僕は、今年度算数専科というポジションになりました。そこに合わせて取出し指導というか少人数指導もときにするということになります。算数科の授業に向き合うことにな…

通級指導の拡充

特別支援学級担任をして抱いた思いや課題を記事にした。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousituchallenge.hatenablog.jp 今回は特別支援学級担任をして思ったことを提言と言うほどではないが、考えを記事にしてみる。 それが特別支援学級よりも通級指導…

山盛り食べたいもの

今週のお題「盛り」 山盛り食べたいものは映画館のポップコーン、ざる蕎麦、フライドポテトだろうか。自分の好きなものを、そして山盛りにできそうなものを考えてみた。 昔、「中井正広のブラックバラエティ」という番組で、中居正広を含め出演者がこれなら…

特別支援学級での課題意識

前回は特別支援学級を担任して抱いた決意というか思いを綴った。 kyousituchallenge.hatenablog.jp もちろん、いいところがあれば課題もあった。そんな課題について今回は書き綴ることにする。 課題だと考えたのは、交流学級での学習について。いわゆる交流…

変わることを前提に

今週のお題「変わった」 教員は定期的に異動がある。講師の先生もいるので、毎年誰かしらが異動することになる。他の職種がどうかはわからないが、これに加え学年の変更もある。これらな教職の特異性でもあるだろう。 よって、1年毎に変化が訪れることにな…

やはり、全員に個別の指導計画を!

新年度が始まっているが昨年度の記憶が新しいうちに思ったことや気づいたことをまとめておきたい、と思う。特別支援学級を担任して抱いた決意というか思いを今回は書き綴ることにする。 やはり「全員に個別の指導計画を!」ということ。 個別の指導計画は、…

メモ帳を開示

今週のお題「メモ」 今回のテーマはメモについて。僕のメモについて開示してみる。 メモはスマホで主にしている。メモの取り方は二つの方法で行っている。 一つはメモアプリを使うこと。これはメモ帳にただメモをしているようなシンプルなアプリを使っている…

特別支援学級における1人1台端末を活用した指導・支援のまとめ

紹介してきた特別支援学級における1人1台端末を活用した指導・支援について、実践を通して思ったことをまとめてみる。 (1)一人一人の教育的ニーズに合った指導・支援ができる 特別支援教育の大切な考え方の一つとして、「一人一人の教育的ニーズを把握…

ケチってしまう

今週のお題「お花見」 今年は新型コロナウイルスが落ち着いてきたのもあり、久しぶりに花見らしい花見をした。同じように考える人が多いようで、花見らしく賑わっていた。 そんな花見には屋台が並んでいることが多い。定番だと焼きそばやりんご飴といったと…

価値づけることの方略

価値づけるということを考えて記事にしている。今回でいちおう終わりになりますので、よければ最後までお付き合いください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 前回、僕は「『価値づける』と『褒めること』は似ている行為ではあると思うが、全く同じ行為だと…

インクルーシブ(教育)を考える

先日、記事にした野口・喜多『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』を読んでからインクルーシブ(教育)について、うんうんとうなりながら? 考えている。 kyousituchallenge.hatenablog.jp とりあえず、インクルーシブに関する書籍を読んでいる。また…

引き受けつつ投げる

今週のお題「投げたいもの・打ちたいもの」 WBCは思った以上に盛り上がった。毎試合きちんと観戦していたわけではないが、一球速報等で一喜一憂していた。そして、連日なされるWBC関連のニュースは自分から追っていた。大きな声では言えないが普段はニュース…

野口・喜多『差別のない社会をつくるインクルーシブ教育』

出版されたときから気になっていた一冊。手に取ろうか迷っていたときに、出版記念セミナーに参加した。そこで執筆者の方々の話を聞いた。それを聞いて読んでみよう、と思い手に取った。 読んでみて思ったことは、迷っていたけど手に取ってよかったということ…

アプリで指導・支援

1人1台端末を利活用するとさまざまなアプリを使用することができる。そのアプリを使って指導・支援することができるだろう、と思った。 どのOSでもあるであろう「タイマー」のアプリを使用した例。 特別支援学級では、クールダウンの時間や切り替えるため…

最近食べている甘いもの

今週のお題「あまい」 バレンタインデーとホワイトデーがあったので、普段より甘いものを食べることが多い。そんなに自分から甘いものを摂取することはないが、食べてみるとやはり美味しい。 ということで、最近食べた甘いもので個人的に美味しかったものを…

動画視聴を通して学習

以前、記事にもしたように特別支援学級は複数学年が在籍することが多い。また、同じ学年であっても一人ひとりの実態によっては取組むことは変わる。 よって、どうしても個別の指導が多くなる。しかし、教師の体はもちろん一つである。時間割によっては付きっ…

偏愛的な感情

特別お題「今だから話せること」 右も左もわからないままに始まった1年目。七転八倒しながら何とか一年を終えたことを、今でも鮮明に覚えている。 そして、2年目を迎え、1年目に担任した子どもたちと離れることになる。新たな子どもたちとの出会いを大切…

価値づける≒褒めること?

価値づけるということに考えている。それを記事にしてみなさんに、僕はこう考えているのですがどうですか、と投げかけている。まあ、勝手に投げているだけなので誰かが受け取ってくれているのなら嬉しい。 kyousituchallenge.hatenablog.jp さて、価値づける…

一人でこなさなきゃ

僕がとらわれていた「しなきゃ」ということは、一人でこなさなきゃということ。もう少し具体的に言うと、一人で学級を運営しないといけないということ。 教師という仕事は、初任から学級担任をすることが一般的である。もちろん、校種や地域差はあると思うが…

価値を見出せる条件

以前、「価値づける」ことには、自分なりに意図を持って行っているが、「洗脳」という側面があるのではないか、という考えを述べました。今回はその続きです。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 教師が価値づけることは洗脳という側面がある。そうならば、子…

Classroomでコミュニケーション

集団に参加することに抵抗感を示し、なかなか登校することができない児童がいる。したがって、教師や学級の友達とコミュニケーションを図る機会を多く取ることができず、そのことにより教師や学級に対して安心感を持つことができないという悪循環な状態であ…

グルメしかない

今週のお題「行きたい国・行った国」 海外旅行は行きたい、と思わない。日本でも行ったことがないのに、それよりも海外へとは思わない。また、パスポートを取得しないといけない、海外で言葉が通じず困らないか等々。まあ、簡単に言うと面倒ということだ(笑)…

スライドで漢字学習

漢字を書くことを苦手としている児童がいる。決して漢字の読み書きができないわけではない。漢字の画数が多くなると漢字の細部まで注意を向ける必要がでてくる。そのことが児童にとっては難しい状態であった。 そこで、漢字を一画ずつ確認できるような教材を…

手づくりは尊い

今週のお題「手づくり」 僕は自慢ではないけど、手づくりしていることやできることはほとんどない。 食で言うと、自分の体内に入るものは手づくりしているものは全くない、と言っても過言ではない。 スーパーのお惣菜だって店内で手づくりされているものだっ…

表裏一体

子どもたちのさまざまな場面での言動を価値づけるということを意識している。こちらから教える指導するというだけでなく、子どもが持っているものや秘めているものを引き出しているイメージである。 そんな価値づけについてもう少し考えてみる。 例えば、「…