小さな教室からの挑戦

小さな教室でのささやかな挑戦を書き綴ります。

2020-01-01から1年間の記事一覧

課題先進国で生きる

2016年、電通の女性新入社員の自殺が、長時間のが原因だったとして労災が認められる、という報道があった。それに呼応してか、翌年1月29日に厚生労働省から、働き方改革(長時間労働の抑制・年次有給休暇の取得促進)を支援する「働き方・休み方改善ポータルサ…

ポスト・コロナの学校現場⑮「疲れが出てきている?」

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐということを目的に、いろいろと対策が取られるようになり久しい。 そこで出てきたものが「コロナ疲れ」という言葉。長引くコロナウイルスによる影響により、不安やストレスを感じ、それが原因で心身の状態が悪くなってし…

面倒くさくて、無駄なもの

今週のお題「もしもの備え」 台風10号が猛威を奮う、と先日から多くの報道がされている。みなさん気をつけましょう。何だか意図せずタイムリーなお題となった。 でも、期待しないでください(こんなこと言わなくとも誰も期待していないか?)。いつものように…

未来を創るということ

僕が注視している教育ライターの一人が堀裕嗣先生。堀先生の著作の多くを読んでいる。そして、堀先生の論述から大いに刺激をもらっている。このブログでもいくつか書評を書いているので、よければ参照してください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp kyousi…

ポスト・コロナの学校現場⑭「思考停止に陥る」

新しい生活様式なるものが謳われている。そんな新しい生活様式に初めは窮屈さを感じていたが、次第に慣れてきているように感じている。 学校現場も、新しい生活様式に則り、新しい教育活動なるものを模索しているところである。授業は教師の領域として捉えら…

書くことは考えること

今週のお題「読書感想文」 読書感想文。昔も今も夏休みの宿題の定番である。自分が読書感想文を書いた経験もあるし、教師として子どもたちが書いているのを見た経験もある。 さて、ここで今一度考えてみることにする。それは、「なぜ、読書感想文を書くのか…

「両者リングアウト」と「反則裁定」にこそ、プロレスというジャンルがこの世に存在している本来の意義が秘められている

「両者リングアウト」と「反則裁定」にこそ、プロレスというジャンルがこの世に存在している本来の意義が秘められている(byTAJIRI) このTAJIRIの言葉に、僕はプロレスファンとして全面的に賛成する。多くのプロレスファンにとっても納得できるものである。し…

学習集団を創る

定期購読している「授業づくりネットワーク」の新刊を読んだ。今回のテーマは「学級崩壊」について。 学級崩壊という言葉は市民権をすでに得ている。教育界だけで使われている言葉ではない。そして、最近では学級崩壊という言葉を耳にすることが減ってきてい…

ポスト・コロナの学校現場⑬「夏休みの意味」

今年度は、夏休みが短縮されている自治体が多いのではないでしょうか。御多聞に漏れず、僕が働いている自治体でもそのようになっています。 そんなことを愚痴っぽく書いた記事が過去記事にありますので、よければご覧ください。 休めないというのもあるのだ…

僕の暑さ対策

今週のお題「暑すぎる」 毎年言っているような気がするのだけど、「夏ってこんなに暑かったっけ」ということ。いやー、何だか年々暑くなってきているのではないか、と感じている。データ的にはどうかわからないけど、肌感覚としては確実に地球温暖化が進んで…

自分でやった方が早い病を治すために

最近、「チーム学校」ということをよく耳にするようになりました。平成27年12月21日中央審議会の「チームとしての学校の在り方と 今後の改善方策について(答申)」が出されたことが大きく影響している。 答申では「これからの学校が教育課程の改善等を実現し…

ポスト・コロナの学校現場⑫「オンライン授業をやってみた」

オンライン授業をやってみた、と言いながら、別に僕が指導者ではない。僕は受講する側であった。夏季研修等、オンラインですることにもなってきている。その一環でオンライン授業をやってみることとなった。厳密に言うと、オンライン講義・研修かな? また、…

怖いのは母親

今週のお題「怖い話」 お題で求めているような、暑さを吹っ飛ばすような「怖い話」ではないので、あしからず。 母親って怖くないですか? それは大人になった今でも感じています。大人になったので、面と向かって苦言を呈されることは減った。でも、怖い存在…

言葉が言動に影響を与える?

最近、気になることがあった。それは、「U-Tchallenge先生もしめてやってください」「ちょっとしめていかないといけないと思っています」という言葉を聞いたこと。僕はどちらにも、微笑しながら返事にもならないような声を出すだけでした。 この言葉の意味と…

温かいもの

新潮文庫の100冊として紹介されていたので手にした。 副題に「教室で出会った」とある。教科書に掲載されている作品や教室で過ごしている年代が主人公の作品で構成されている。 だから、全体を通して根底にあるのは「温かいもの」であるように感じた。その「…

ポスト・コロナの学校現場⑪「リフレッシュのない日々」

ようやく長い一学期が終わり、全国的にも夏休み入っているのではないでしょうか。三月初めの休校期間から考えると、本当に長い時間でした。 さて、夏休みだ、と感じているところではありますが、すぐに二学期が始まります。きっと多くの自治体では夏休み期間…

夏うたBEST5

今週のお題「夏うた」 ①ゆず「夏色」 夏はノリのよい季節のイメージ。それにぴったりの一曲。ゆずが好きというのも大きいが、夏の曲で初めに思いついた。みんなで盛り上がることのできる一曲。 ②TUBE「あー夏休み」 これは夏の定番の一曲だろう。夏休みに入…

植物を愛でる

教育者として成長するために、修養として「植物を育てるとよい」と聞いたことはありませんか。何かの本か論文かで、目にしたことがあるように記憶している。でも、植物を育てるなんて…、と思い、植物を育てることもなく時間を過ごしていた。 ひょんなことか…

未来のチームを考える

新型コロナウイルスの影響で、リモートワークやオンラインでのやり取りが盛んになっている。そんな状況になる前から、リモートワークやオンラインでのやり取りについて取り入れているのが「サイボウズ株式会社」。その中の「サイボウズ式」の編集長が著者の…

ポスト・コロナの学校現場⑩「ふれ合いを保障する」

ポスト・コロナの学校現場にいる時間も慣れてきつつある。所謂「新しい生活様式」というものに慣れ始めている。でも、違和感というかモヤモヤするというか、言語化しにくいものを抱えながらいた。それが何となく自分の中で理解できてきつつあるように感じて…

思い出のTシャツ

今週のお題「お気に入りのTシャツ」 Tシャツは着ないことないですが、ポロシャツの方がよく着ています。襟がついているので、何となくちゃんとしているように感じる。Tシャツはプライベートな時に着るというイメージを持っています。 だから、Tシャツのこと…

学級経営の必読書

僕が学級経営を考える上で参考にしているのが、上越教育大学の赤坂真二先生の学級経営についての論考。赤坂先生は、以前から学級経営の論考を発表されてきた。 赤坂先生の提案は、もちろん具体的な実践がある。それだけではなく、考え方も提示されている。僕…

ポスト・コロナの学校現場⑨「長い目で見る」

前回も述べたように、本来なら今頃夏休み期間となっている。しかし、今年度はそうはなっていない。理由は言わずもがなである。 授業時数は圧倒的に足りていない。でも、例年行っている行事が行えないので、何となく余裕があるようにも感じている。ということ…

ポスト・コロナの学校現場⑧「ストレスの溜まる日々」

今日はスポーツの日。本来なら東京五輪で盛り上がっている時期であった。でも、そうはならなかった。まさか、こんなことになるとは思いもしなかったのが正直なところである。 学校だと本来なら一学期が終わり、夏休みを迎えているところであった。でも、そう…

きっと雨はやむ

ナツイチ本。と、言っても買ったのは去年か一昨年だけど。 何人もの女の子の視点に立ち、教室や学校での息苦しさを浮かび上がらせている。きっと、誰もが「そういうことあるよね」と、共感できるだろう。そんなことを、題名の「雨の日」に例えているのだろう…

4000PV達成!

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。みさんのおかげで4000PV達成しました。 kyousituchallenge.hatenablog.jp 3000PVはけっこう早く達成したので、その調子で行けるのかな、と思っていたのだが、けっこうかかりました。最近はもう諦めるとい…

上半期のお題BEST3

今週のお題「2020年上半期」 早いもので2020年も折り返している。年々早く感じるようになってきている気がする。年ですね~(笑)。 さて、2020上半期は新型コロナウイルスの影響を受けまくった時期であった。それは現在も続いている。 このような話はいつもし…

プロレスとは「人間の所業」である。

プロレスとは「人間の所業」である。(byTAJIRI) 今回も、元WWEスーパースターのTAJIRIの言葉から考えたことを書いてみる。前回のもののリンクを貼っておきますので、よければご一緒に読んでみてください。 kyousituchallenge.hatenablog.jp さて、今回のTAJI…

今こそ読むべき!

新型コロナウイルスの猛威が少しずつではあるが収まってきている。もちろん、まだまだ楽観視できない。そうは言いながらも、学校は再開しつつある。コロナショックを受けた学校現場はこれからどのようになっていくのだろうか。そんなことを考えるのにぴった…

ポスト・コロナの学校現場⑦「コミュニケーションが生まれる」

新型コロナウイルスが収まりつつあったが、ここに来て感染者がまた増えてきている。その原因をどう考えるかで、見方が変わるが、油断できないことには変わりないだろう。 そんな最中、学校現場でも不安や焦りが見えている。教師の僕たちだって不安だし、焦り…